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カテキヨースタッフより!

2022年10月20日

やさしい文章で解いてみよう[解答:古文]

それでは今回は、前回の問題の解答と極めて簡単な解説をしたいと思います。文法を正確におさえておけば基本的な問題でした。

……………………………………………

【解答例】

問1
とても艶のある女で、これも長い黒髪を垂らしていた。

問2
こどもを結わえていた紐は藤の蔓で、女が着ていた衣類は世にありふれた縞物であるけれど、裾のあたりがぼろぼろに破れているその縞物を、さまざまな木の葉などを添えて繕っていた。

問3

【解説】
問1
「にて」は格助詞。体言や連体形に接続する。場所・時・手段方法・原因理由・状態などの用法があるが、ここでは状態で用いる。「たり」は助動詞。動作の完了・存続を表すが、ここでは状態の存続で訳す。

問2
「結いつけたる」の「たる」は助動詞「たり」の連体形で存続の意。「にて」はここでは手段の意。前問「にて」との相違に注意。「破れたるを」は、連体形「たる」の後ろに本来は体言が置かれるところだが省略された形(準体法という)。訳出の際には文脈上適切な体言を補うこと。解答例では「縞物を」と訳したが、口説いと感じられる向きがあるので単純に「破れている“の"を」としてもよい。「裾のあたりが」と、主格の助詞「が」を確実に訳出することも重要。

問3

文中、「あでやかなる女」「裾のあたりぼろぼろに破れたるを」とある。女は優れた容姿だが、身につけている物は貧しかったのである。②は「それを無視したので」④は「怖じけついた」がそれぞれ誤り。本文中に記載がない。

となります。
歴史上の人物の考え方や心、行動などを学び、いまの自分の生活に活かせるよう、正しい読み方を身につけられるようにしましょう。

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