カテキヨースタッフより！

2022年9月23日

焚火のススメ(後編) ～関口先生～

炎って何でだろ？ずっと見ていても飽きることがないんだよな。
炎のひとつひとつの形は決して同じではなく絶え間なく変化する。
ぼっーとしながら見ていると、空想への旅路が始まる。
先人たちもこうやって焚き火をしてたんだろうな。
火を通して僕は今、先人たちと繋がり無言の会話を楽しんでる。
人類の進歩に火は欠かせなかっただろうし、今までもこれからも
火って大事だよなぁ。
なんて壮大なことも考えちゃったりするのさ笑。

それとね、炎を見てて思い浮かぶのは過去の現在の生徒たち。
思えば色んな生徒がいたな。
誰もみんな同じなんてことはなく、それぞれの価値観や考えを持ってる。
同じじゃないから面白い。
だから僕は否定なんかしない。
全部受け入れちゃう。
自分自身も楽しんじゃう。
こんな大人がいてもいいでしょ？

僕の仕事は生徒たちのやる気に火を付けることだと思っている。
木には色んな種類があってさ、広葉樹は燃えやすく
針葉樹は燃えにくいけど長く持つ。
生徒も同様。
ひとりひとりに対してこの子はどんな感じかなって試行錯誤を繰り返す。
時に脱線しつつも生徒と同じ目線で目標に向かう。
それぞれのゴールは違くても炎のように上に向かわせなきゃだ。

卒業してからも連絡をくれたり会いに来てくれる生徒がいる。
とても嬉しい瞬間なのだ。
今年の夏もそうだったな。
なんだかんだで皆んな頑張った子たち。
この子たちのお陰で自分がいるんだなぁ。

なんてこと考えてるとあっという間に薪も無くなり炎も小さくなり
白くなりかけてる。
でもね、消えたと思っても風を送ると炎が出てくるんだ。
まだ終わっちゃいないんだと言わんばかりにね。

今年の受験生ももう無理だって思ってもまだまだそんなもんじゃないだろって
煽ってやろう。
心の火を消さないよう風を送り続けようっと。
色んなこと考えるいい機会になる焚き火時間を是非味わってほしいな。