カテキヨースタッフより！

2022年10月13日

お池にはまったドングリ勉強法　～小澤先生～

「ここ掘れワンワン」勉強法が、なぜ「お池にはまったドングリ」勉強法に
変わってしまうのか、大きな原因は三つあります。

学年ごとに決められたカリキュラムといういわばノルマと、それを消化するための
一斉授業、そしてそれらの背後にある学歴社会です。

私たちが競争社会で暮らしている以上、よりよい生活を目指すには相応の学歴が
必要です。
このシステムを短期間で変えることはできません。
また、勉強に学年ごとのカリキュラムが不可欠であることも認めなければなりません。

さらに、多くの生徒に均等な教育の機会を持ってもらうには一斉授業しかなく、
カリキュラムに不足を覚える生徒とついていけない生徒が出てしまいます。
学歴社会の圧力は最終的に一斉授業にかかってきて、ワンワンがドングリに変わる
要因になっているのです。

一斉授業は一人ひとりの生徒に対する心づかいにかける、緊急避難的な勉強法
であり、本来の教育とは言いがたいものです。
場所は指示できても、個々の生徒にあわせたていねいな掘り方を教えることが
できないのです。
しかし、一斉授業を含めたこの三つの原因となるものは、必然的に成り立ってきた
という経緯を持っていて、簡単に排除できるものではなく、これからも長く残って
いくはずです。

カリキュラムや学歴社会は、民間の教育機関が手出しできる領域ではありません。
それでも、私たちは一斉授業に関しては、生徒に寄り添ったより効果的な個別対応の
授業を提案できます。
個別対応といっても一対一であればよいというものではなく、いくつもの要件を
満たさなければ効果は期待できません。

個別授業が理想の形で行われたとき、努力に見合うごほうびが出ます。
チルチルやミチルが身近に見出したような穏やかな幸せを感じるごほうびに
なるでしょう。
私たちはこの勉強法を「幸せの青い鳥」勉強法と呼んでいます。

これこそ「ここ掘れワンワン」勉強法が、不滅の光を放ちながら、その本体を
現したものなのです。
次回は、私たちが追究し続ける「幸せの青い鳥」勉強法をご紹介したいと
思います。