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カテキヨースタッフより!

2022年3月7日

2022茨城県立高校入試【理科講評】

【ほぼ選択式問題で取り組みやすいも、複数正解を選ぶ問題も出題!】

〈全体〉
出題数は大問が6問、小問の数は29問だった。内容は物理、化学、生物、地学の各分野から偏ることなく出題されている。基本的な知識を問う問題もあるが、多くは実験や観察を基に理科的事象を考究する問題であり、またその情報語数も多く、読解力も試されている。本年度の特徴は一問計算問題があったのを除き残りがすべて選択式問題で、昨年度までの出題傾向と大きく変わった。よって全体的に平易な内容の良問といえよう。ただし、正解個数が限定されない複数正解を選ぶ問題が3問出題されており、合計で10点が配されている。上位校を狙う受験生にとっては重要な問題だった。

〈出題〉
1は小問集合。解答形式は例年通りすべて選択式であった。(6)は基礎的な内容であるが、正解個数が限定されていないので正確な記憶力が試される。

2では物理的分野から「音」の問題が出題された。(3)(4)は、「音」を「ばね」や「光」の単元で習ったことを類比的に使って考える問題で良問。現象の正しい理解と応用する力が求められる。

3では生物的分野から「自然界のつりあい」の問題が出題された。基礎的な内容であるが、資料内にある矢印の向きに煩わされないようにしたい。

4では地学的分野から「地層の重なり」の問題が出題された。柱状図から地層の様子を推論する問題は頻出である。5と6はともに化学的分野からの出題。

5では「化学変化と物質の質量」が出題された。(3)のグラフの折れ曲がり点を確認することで過不足なく反応するときの比を理解する問題がポイントとなった。

6では「気体の性質」 の問題が出題された。 実験資料が豊富で、本年度における唯一の記述式計算問題が出題されたが、設問の内容は基礎的なことがらである。

水戸駅前校教師 小林(健)

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